竹ノ塚整骨院、竹ノ塚接骨院

心筋梗塞

多くのお年寄りが、気をつけなければならない病気の中に「心筋梗塞」があります。 日本人の死亡原因は何と言っても、1位はがんです。 その次に来る死因が心臓病なのです。 この心臓病で死亡する人のほとんどが心筋梗塞、狭心症であると言われています。 ですから、多くのお年寄りの方が心臓病に関して心配しているのではないでしょうか。

心筋梗塞は、時に「急性心筋梗塞」と呼ばれることもある病気です。 これらの病気はどのように違いがあるのでしょうか?違いと言っても、それほど大きな差はなく、 心筋梗塞と言われる場合もあり、急性心筋梗塞と言われる場合もあり、ほとんど同じ意味です。 まず、心筋梗塞と言う病気が、ある日、急に発症してしまうとき、これを「急性心筋梗塞」と診断されます。 また、病気を発症してから一ヶ月以上経過すると「陳旧性心筋梗塞(ちんきゅうせいしんきんこうそく)」と呼ばれ、 心筋梗塞と別の病名で呼ばれ区別されています。

これは「陳旧性心筋梗塞(ちんきゅうせいしんきんこうそく)」と読みます。 ちなみに陳旧性心筋梗塞とは、以前に心筋梗塞になったことがある方の心筋が、 壊死した状態になっていることを、陳旧性心筋梗塞と呼びます。
こうなると、いつ心筋梗塞を再発するかわからないので、特にお年寄りは十分に気をつけなければなりません。 心筋梗塞のあるケースでは、ほとんど心筋梗塞の症状がないのに、心電図の検査をしてみたら、 結果から心筋梗塞だと言われるときがあります。 このケースは陳旧性心筋梗塞に当てはまります。
心筋梗塞は、激しく胸が痛み、冷や汗をかいたり、吐き気がしたりします。 胸の痛みに関しては恐怖を感じる人も多いです。 怖い病気なのです。

では、お年寄りはなぜ心筋梗塞という病気になりやすいのでしょうか? それは、心臓の動脈である冠動脈に障害が起こり、血液の流れが悪くなることから心筋梗塞が起こります。
年と共に血管も老化していますから、お年寄りの体内の血管は異常が起こりやすいのです。 一度、血管の中に異常が起こってしまうと、血液が流れなくなります。 そして、心臓には血液が届きません。 血液が届かないことによって、心臓の細胞に血液が行き渡らなくなり、心筋と言われている心臓の筋肉細胞が 死滅してしまうのです。心臓の表面をぐるっと囲むように存在している血管が冠動脈です。

冠動脈は、心臓の細胞に新鮮な酸素や栄養分を運搬しているとても大切な血管なのです。 血管の中で血液が流れず、止まってしまうという現象を起こす原因は何でしょうか? それは血液が流れにくくする物が血管の中に存在すると言うことです。 パイプに何か詰まったら、水が流れないのと同じ現象で、血管の中に血栓が出来てしまったら、血液は流れなくなります。 血栓とは、血液が凝固したもので、それがどんどん詰まってしまうのです。お年寄りに多い心筋梗塞と言う病気ですが、 この原因になると言われている、血管の中の血栓は動脈硬化によって出来てしまいます。 動脈硬化と言う病気は、お年寄りでなくても生活習慣病によって起こる病気で、 若い人でも動脈硬化になってしまう人はいます。では、どのような経緯で動脈硬化は起こってしまうのでしょうか? 血管の中が狭くなる場合もあり、これは脂肪が血管の内側に付着して、血液の通る道が狭くなってしまうためです。 血液が流れにくくなると何が起きるでしょうか? 流れにくくなった血液がつまり、固まって血栓が出来てしまうのです。ですから、動脈硬化は、簡単に言えば、 血液の中に存在するコレステロールが、血管の中の壁に付着して、血液が流れづらくなった病気 です。 この付着したコレステロールをプラークと呼びます。最初、小さかったプラークも、急成長はしませんが、 次第にゆっくりと大きくなります。 そして大きくなったプラークは血管を塞ぎます。 また、プラークの表面は皮膜で覆われていますが、その皮膜が破れて、プラークの中のものが血管に入り、 その中身が血液を固まらせ血栓となります。

血栓が血管を塞ぎ、血液が流れなくなってしまうのです。 この現象が動脈硬化であり、これが心筋梗塞を引き起こす要因と言われています。 血液中のコレステロールが引き起こす病気が動脈硬化ですから、現在、高脂血症を患っている方は特に要注意なのです。 このプラークが原因で、心臓の血管である大切な冠動脈の中が血栓でふさがれてしまうと、心筋梗塞になります。

では、どれくらいで心臓の細胞が死んでしまうのでしょうか?それは、心筋梗塞になっておよそ 20分後から徐々に細胞が死んでいくと言われていて、心筋梗塞になってから40分ほどで心筋がすべて死んでしまいます。
つまり血液の流れが止められた時間が長いと、心筋の細胞はそれに比例して死滅していくということです。
40代、50代でも不整脈になっている方は私の周囲でも結構います。 中年層も不整脈の持病を持っている人がいると言うことです。 また不整脈も心筋梗塞にとても関係がある立派な病気で、お年寄りに限らず40〜50代で発症する方もいます。 ですから、不整脈も病気と思い、気をつけなければいけません。

心筋梗塞で細胞が死んでしまった心臓は、働きが悪くなってしまいます。 この心筋細胞の死んだ量が少なければ不整脈と言う症状で現れます。 不整脈とは普段の脈のリズムが乱れることを言います。 リズムが乱れたり、脈が何回に一回、脈が抜けたりすることです。 この不整脈は、ちょっと体を休めると治ってしまったり、何もしなくても治ってしまったりすることから、 あまり大げさに考えない人が多いようです。

ですが、この不整脈が大きくなると心不全に繋がるので、お年寄りだけでなく、若い人も危険なのです。 お年寄りの方が心配している病気はいろいろありますが、心不全になることを心配している方も多いと思 います。 では、心不全はどういった病気なのでしょうか? それは心臓から動脈へと、血液を流せなくなる状態で、心臓が弱っている証拠です。 これは心臓の末期的な状態と言われていますので命に関わるほど危険です。 心筋梗塞がお年寄りにはとても心配な病気であることはおわかりになったでしょうが、狭心症から併発するケースもあります。

では、狭心症とはどんな病気でしょうか? 心筋梗塞と同じく胸に痛みが走る症状が出ます。 心筋梗塞とは違って、血管がすべて塞がっておらず、血管には血液が少しは流れている状態です。 血管は狭くなってはいるものの、血流が悪い程度のことを言います。ですから、狭心症は、血流はあるのですから、 ある程度の酸素と栄養が細胞に送られています。 それによって心筋の細胞が死滅するわけではありません。 よって、狭心症の発症から、早期に治療をすれば、回復することが多いです。 そうかと言って、心筋梗塞の状態が長ければその分、心筋の細胞が死んでしまいます。 それによって、他の病気を併発しますから、気をつけて下さい。 心筋梗塞は、みなさんがテレビや映画で見たことがあるように、胸にひどい痛みを感じます。 刺されたような激痛があります。 それが突然、出てきます。

30分から数時間も、胸の痛みが続くこともあります。 一般に狭心症より心筋梗塞のほうが、長く痛みが 続 きます。 胸の痛みが10分以上続 くようなら、心筋梗塞の疑いがありますからすぐに病院に行くことをお勧めします。

心筋梗塞になってしまったらどうしようと、痛みについて心配しているお年寄りも多いでしょう。 経験者によると、相当痛いらしいですから。痛くなる場所は、胸のほぼ中心に起こることが多いです。 また、他のケースで、胸の左側であったり、胸の広い範囲全体であったり、胸の右側であったりします他にも、 みぞおちに痛みを感じたり、違った場所ですと、肩、腕、あごが痛くなったりするケースもあります。

心筋梗塞の痛みはとても激しいものですから、なったことがあるお年寄りなど、 「死んでしまうのではないか」と思った人が多いそうです。それくらい怖い病気なのです。 それから心筋梗塞の症状として汗が出たり、意識がもうろうとして、時に失神したりケースもありますまた、 太い血管が詰まって梗塞が起きた場合は、急死するケースもあります。若い人は胸に痛みを訴える人が多い中、 お年寄りは、胸の痛みではなく、息切れや吐き気を訴える場合もあります。 糖尿病を患っている方やお年寄りは心筋梗塞の痛みがないケースもあるそうです。

ですから、心筋梗塞はすべて胸に激痛が走るわけではないので、少しでもおかしなところがあれば、 診察に行くことが肝心です。心筋梗塞の合併症で心原性ショックと呼ばれている病気があります。 この病気は心臓 に異常があって体の組織へ血液が流れなくなった場合、血圧がひどく低下し、 意識がなくなるというものです。これはお年寄りでなくても、とても危険な状態であると言えます。 お年寄りは余計に心配 でしょうが、中年の人にとっても心筋梗塞はとても心配な病気です。 働き盛りの人が急に心筋梗塞で帰らぬ人になったと言う話も他人事ではありません。 その原因は動脈硬化だと言うことが分かっているのですから、お年寄りがいる家庭もそうでない家庭も、 みんなで動脈硬化を予防するように暮らして行かなければなりません。

動脈硬化は年齢が上がるほど、なってしまう可能性が高くなりますが、普段の食生活でも違って来ます。 また、運動不足も関係があるそうです。人間の血管の中に「アテローム」と呼ばれる粥状の物質が付き易くなり、 それが邪魔になって血液が流れにくくなります。 これで、動脈硬化が引き起こされるわけです。動脈硬化が進むと、 心臓の血管の中に血液が流れなくなり、詰まってしまいます。これが心筋梗塞なのです。

動脈硬化になってしまう原因は心臓への負担だと言われています。 心臓に負担をかける病気は高血圧です。 ですから高血圧の人は心筋梗塞になり易いのです。また、血液中のコレステロールが変性し、 血管を塞ぐ「アテローム」になりますから、高脂血症も動脈硬化になってしまう原因と言えます。 ですから、高脂血症の人も心筋梗塞になりやすいです。タバコを吸うことは血圧の上昇に繋がります。 血圧が上がれば、高血圧の人と一緒の状態です。 そして脈拍数をアップさせ、結果、心臓に負担をかけることになります。ストレスを感じることも、心臓に負担をかけるのです。 精神的ストレスはもちろんのこと、食べすぎたり、飲みすぎたりと体に負担をかけることや、脱水症状や低気圧などの環境に 体を置くことも、身体的にストレスになります。これらも心筋梗塞を発症させる原因になることがあるのです。

特に女性はストレスを感じた時、「食べるとすっきりする」と言う人が多いです。 同じく男性も会社のストレスを、お酒を飲むことによって解消しようとするところがあります。 これらの行動は一件、ストレス解消に良いことをしているように見えます。 ですが、精神的なストレスを感じたあと、食べすぎ、呑みすぎで、更に身体にストレスを与えてしまうことになっています。 憂さ晴らしで呑んだり食べたりすることも気分転換で良いでしょうが、ほどほどにすることをお勧めします。 男性は女性よりも心筋梗塞と言う病気になるリスクが高いといわれています。そして年寄りになるほど、 リスクが高くなりますから、お年寄りで男性の方は余計に気をつけなければなりません。 目安として、コレステロール値がいつも高い人は、動脈硬化が、人より進みやすいので気をつけなければなりません。 また、心筋梗塞は狭心症発作を起こしたことがある人、糖尿病の人、痛風の人もリスクは高い病気です。 日本人が病気で死亡する場合、一番多い病気ががんで、次が心筋梗塞などの心臓病だそうです。 お年寄りは、体の機能が老化していますから、もちろん血管も心臓の機能も若い人に比べると衰えています。

特に心筋梗塞など最悪の場合は死亡しますから、お年寄りには特別、気をつけてもらいたい病気です。 では、心筋梗塞にならないためには、なにか対策があるのでしょうか? 心筋梗塞と言う病気は、血管やそれを流れる血液が大きく関係しています。 高血圧の方や糖尿病の方は、血管の内側の壁にコレステロールが付き易くなり、血栓が出来易く、結果、 動脈硬化になってしまいます。 これを治すには、生活習慣や食事に気をつけることが有効です。まず、肥満になることを防ぎ、規則正しく生活をしましょう。 また、 3度の食事をきちんと食べ、栄養バランスにも気をつけることは、肥満を予防することになります。 朝ごはんもちゃんと食べましょう。 朝の食事をしないと、お昼に食べ過ぎたり、昼食べないと、その分、夜に食べ過ぎたり、 このような食生活をしていると太りやすい体になってしまいます。また、塩分の摂取が多すぎると、高血圧になります。

コレステロールを多く含む食べ物をいつも食べていると血液の中のコレステロール値が高くなり、 結果、動脈硬化を招いてしまいます。 コレステロールが血中に蓄積されないためには、野菜、海藻、 繊 維質の沢山含まれている食品を食べることです。 また、適度な運動をすることは血圧にも良いのです。 ですが、お年寄りは過激な運動は心臓に悪いのでやめたほうが良いでしょう。

心筋梗塞の予防として当院では、手技療法や物理療法で血行の流れを促進し、 血栓など血管内に溜まり血流を邪魔する障害物を除くことが出来、血圧の上昇や動脈硬化の防止に有効です。
手技療法で血液循環をサラサラにして血管が詰まることを予防する。
温熱法でさらに血行を促進させる。
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